テニスの試合における「メンタル二元論」の危険性:これからは「メンタルバランス」!

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テニスメンタルコーチングのメンタルバランス

試合中のポジティブシンキングについて、新たな可能性を考えてみましょう。

結論から言いますと、試合中は「自分の気持ち」に焦点を当てなくてもいいんです。

「メンタルバランス」と「相手の心理分析」・・・試合中にはこの2つの考え方に注力することをお勧めします。

■ 「ポジティブ」「ネガティブ」二元論の危険性

さて、「テニスの試合中のポジティブ思考と思考中断法」の記事では試合中のポジティブシンキングをめぐって紆余曲折を経た感がありますが^^;

試合中のポジティブシンキングについて振り返っていただきたいことがあります。

今までずっと「ポジティブ」「ネガティブ」の2つの観点から、試合中のメンタルを考えてきました。

試合中のメンタルのことを、ポジティブとネガティブの二元論でしか考えていなかった、ということです。

この「ポジティブ・ネガティブ二元論」は、意外と多くのテニスプレイヤーの方が陥っている罠だと思います。

ポジティブの中にもネガティブ系の気持ちが入り込んでいるときがありますし、ネガティブになりかけているときでもポジティブさを忘れていないこともありますね。
また、ポジティブとネガティブの2つの観点からしか考えられないと、すごく世界が狭くなってしまいます。

100パーセント、ポジティブになれる人はいませんし、100パーセント、ネガティブな気持ちに陥ってしまう人もいません。

人は、常にいろんな、何百何千といった気持ちを抱えているのです。

そして、常に気持ちは揺れています。心とはそういうものです。

「ポジティブになる」「ネガティブはいけない」といっても、常に揺れているのですから今の自分の気持ちを確実に知ることは不可能です。

また、人間は心に「無意識」という領域を持っています。

人が意識できる心の部分はほんの一握り。氷山の一角です。
90パーセント以上が無意識と言われています。ほんの数パーセントしか自分では自覚できないのです。

ですから、テニスの試合中には「自分の気持ちを完璧にコントロールしよう」とは思わない方が良いと思います。

「コントロール」とは「管理すること」です。
管理するためには、内容物すべてを理解している必要があります。
何があるかわからないのに、管理しきることはできませんよね。

テニスの試合において、気持ちをコントロールすべきだと思っている方も多くいらっしゃいますししっかりコントロールしようと努力しておられる方も大勢いらっしゃいます。

でも、気持ちは揺れ動くものですし心の全てを自覚することは不可能なのですから、どうやってもコントロールしきれるものではありません。

「ポジティブになろう」「ネガティブはいけない」・・・この二元論では、気持ちをコントロールしきることはそもそも難しいのです。

■ 大事なのは、「メンタルバランス」

ポジティブとネガティブの二元論ではうまく気持ちをコントロールできない・・・
では、どうしたら良いのでしょうか。

すごく大事なことですが、「メンタルバランス」という考え方を意識してください。

「今、少しネガティブ方面に針が振れてしまっているな」
「今、またポジティブに少し戻ってきた感じがするぞ」

というふうに、心の中を「バランス」で考えるのです。

ポジティブ・ネガティブ二元論とほんの少し違うだけなのですが、たぶん、ずいぶん気持ちが楽になると思います。

少なくとも、
「ネガティブになっちゃった!まずいぞ!」
「ポジティブにならなきゃ!」
といった焦りは減少するはずです。

この「メンタルバランス」という考え方の長所は、「心の状態をすべて理解することは出来ない」という前提に立っていることです。

心の状態すべてを理解しようとするのではなく、ちょっとした気持ちの変化ならつかむことが出来る・・・というふうに、心をそのまま受け止めることが出来ます。

自分の状況を肯定的に受け止めやすくなりますし、自分に自信を持ちやすくなります。

試合中に平常心をキープ出来ているふうに見えるテニスプレイヤーは、この「メンタルバランス」の感覚を上手に活用しているのだと思います。

■ 試合中は自分の気持ちを考えなくていい

この「メンタルバランス」の感覚を適用するのは自分にだけではもったいないです。
対戦相手に対してもどんどん使っていきましょう。

自分のメンタルにばかり集中していると、かえって心身共に動きがにぶります。

「ちょっとネガティブになってきちゃったな」
「何か、打開策を考えよう」
・・・そんなふうに思ったときは、出来るだけ「自分」から気持ちを離しましょう。

極端に言えば、試合中は「自分の気持ち」など考えなくて良いのです。

試合中というナーバスな状況では、自分の気持ちがわかってもあまり意味がありません。
むしろネガティブに針が振れているときには、自分の気持ちの状態がわかればわかるほど、いやになってくるでしょう。

■ 試合中は「相手の気持ち」を分析する

基本的に、試合中は相手の気持ちを分析し予測して、戦略に活かしましょう。

自分の気持ちがネガティブでもポジティブでも、あまり関係なくなります。

相手は、いまどんな気持ちでいるのか。
相手は、いまどんなショットを打たれたら苦しくなるか。
相手は、次にどんな戦略を立ててくるか。

・・・シンプルな対策ですが、しっかり意識して試合に臨んでみてください。

特に、これまで「自分の気持ち」に重きを置いていたテニスプレイヤーが「相手の気持ち」に重点を置くと、非常に大きな変化が生まれると思います。

以上、「ポジティブ・ネガティブのメンタル二元論の危険性とメンタルバランス感覚」でした。
お読みいただきありがとうございます!

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