タフな試合に必須!「レジリエンス」を高めるメンタル強化方法:精神分析的メンタルコーチ直伝【本格メンタル強化研究】

レジリエンス 精神的回復 テニス

本格的にメンタルを鍛えるための「本格メンタル強化研究」シリーズ。
今回は、「メンタルが強い人」になるために欠かせない「レジリエンスの高め方」です。

レジリエンスとは

レジリエンスとは、「心の弾力性」や「精神的回復力」のことです。

落ち込んだときに立ち直ったり、緊張したときに冷静な気持ちに戻したりするために必要な心の要素のひとつです。

レジリエンスの効果

「心の弾力性」「精神的な回復力」を意味するレジリエンス。
レジリエンスが高い人は、スポーツや日常生活において次のような効果が見られます。

レジリエンスが高いと、練習では・・・

レジリエンスが高い人は、ショットや展開がうまくいかなくてイライラしたときでも冷静に練習を続けやすいです。
スランプに陥っても、自分の気持ちを立て直しやすいので、負のスパイラルにハマることも少ないでしょう。
練習を効果的に進めやすくなります。

レジリエンスが高いと、試合では・・・

試合において、レジリエンスが高い人は非常にうまく立ち振る舞うことが出来ます。
相手に連続してポイントを取られても、慌てたりしょんぼりしたりする状態を切り替えることが出来ます。
レジリエンスが高い人は、「勝つテニス」というよりは「負けないテニス」を出来る人です。

レジリエンスが高いと、日常生活では・・・

日常生活でもレジリエンスが高いとさまざまな効果があります。
気持ちをうまく回復させることが出来るので、落ち込んだときにもうつ状態やパニック状態にはなりづらいです。
精神的な芯の強さを持っているので、ピンチや逆境に強いです。

レジリエンスが高い人はライフイベントに強い

また、レジリエンスが高い人は、悲しみをもたらすライフイベント時にも自分を取り戻すのが早いです。
例えば、スポーツ選手であれば、失恋したり家族や知人をうしなったりした直後に大事な試合に出なければならないこともあります。
悲しみに暮れていても「試合は試合」としてベストなプレーが出来る人はレジリエンスが高い人だと思います。

このように、スポーツ選手のみならずどんな人にとっても精神的な安定をもたらすレジリエンス。
レジリエンスを高める方法はいくつもありますが、特に精神分析学や臨床心理学の立場から、専門的にレジリエンスを高めるための方法をご紹介します。

レジリエンスを高める方法 その1
状況を客観視する癖をつける

レジリエンスを高めるための必須要件として一番にあげられるのは、「今の自分」を客観的に見つめられるかどうか・・・という点です。

慌てたりパニックしたりしたときに、不安定な気持ちを切り替えられずに余計に混乱してしまう人、いますよね。
テニスの試合なら、一度自分のプレーが崩れたら一気に失点してあっという間に負けてしまうタイプです。

不安定な気持ちをなかなか切り替えられない理由は、「不安定な気持ちに丸ごと飲み込まれてしまっているから」です。

レジリエンス、すなわち精神的回復をスタートさせるためには、「安定している普段の自分」と「不安定な今」をしっかり見極めることが必要です。

「不安定な気持ちから回復できない!」と嘆いている人は、「じゃあ不安定ってどんな状態なの」と聞いてもあいまいな答えしか返ってきません。
よくわからない状況だと、余計に不安が高まってしまいます。

今の自分がどんな状態かをつかめれば、そこからどう回復させれば良いのかは意外と簡単なのです。

◆いろんな瞬間に「今の自分」を把握しよう

日常的に出来るレジリエンス向上方法は、今の自分を客観的に把握する練習をすることです、
ぼんやりと日々過ごすのでなく、いつでも状況や心境を言語化・言葉化出来るようにしましょう。

時間を決めて日記を書いたり、定期的にカウンセリングを受けたりするのも良いでしょう。
自分の状況や心境としっかり向き合い、それを言葉にして自分に言い聞かせ、心を立て直す機会を設けることです。

レジリエンスを高める方法 その2
「心の軸」を作る

レジリエンスは、精神的回復力のこと。
「回復」というからには、「回復している状態」がはっきりしていないと身動きのとりようがありません。

「気持ちをどんな状態へと回復させたら良いのか」を知ることが、レジリエンス向上方法になります。
「心の軸」を作って、メンタルが揺れたときにはその軸へと戻すイメージを作ると良いでしょう。

◆完全に安定した心理状態を求めないこと!

ここで、ひとつ注意したいことがあります。
「メンタルを強くしたい」とか、「心を鍛えたい」という人は、「心の軸」を作る際に「完全に安定した心理状態」を求めてしまいがちです。
それだけ、心が揺れやすく、揺れる心をどうにかしたい!と思っているのでしょう。
気持ちはすごくわかります。

しかし、レジリエンス(精神的回復力)を鍛える際のゴールを「完全に安定した心理状態」にしてしまうと、もっっっのすごくハードルが高くなってしまいます。というか、無理です。

常に、すごく安定した気持ちをキープしている人なんて、いません。
どんな人も、プロ選手でさえも、常に揺れ動く心を抱えています。
常にある程度揺れている心を、こり固める必要はありません。
「多少気持ちが揺れていても大丈夫」「ちょっと調子わるいけどまぁいっか、なんとかなるさ」というくらいになれば、相当強いメンタルを手に入れていると思います。

◆「ほど良い自分」へと、回復できるように

そんなわけで、レジリエンスを高めるためには、「揺れ動きながらも、それなりにうまくやれている心理状態」、すなわち「ほど良い自分」へと戻れるようにするのがコツです。

「ほど良い自分」という感覚、わかりますか。
「ほど良い自分」がどんな感じかをつかめると、すでにかなりレジリエンスは高まっていると思います。

レジリエンスを高める方法 その3
人に流されない

レジリエンスが低い人は、なぜ精神的な回復が難しいのでしょうか。
レジリエンスが低い人は、環境や人に左右されやすい性質を持っていることが多いです。

周りのことを考えすぎていると精神的な回復がうまくいかないこともあります。

例)試合中の自己分析が活かせなくなってしまう

例えば、テニスの試合中に相手に連続してポイントを取られイライラしてしまったとき。
「今、良くない気持ちが胸にたまっている感じがするぞ。空を見上げてふーーーっと大きく息を吐けばだいぶ楽になりそうだな」と思ったとしましょう。
すばらしい自己分析ですね。
けれども、「大きく息を吐くところを見られるのはちょっと恥ずかしい」とか「イライラしているのをなんとかしようとしているのがバレるのはカッコ悪い」などと思ってしまうと、せっかくの自己分析からの精神的回復作業が活かせないことがあるかもしれません。
タフな試合中に、精神的回復作業が出来ないと勝利するのはなかなか困難になってきますね。

周りを気にしないでいこう

レジリエンスを高めるには、周りを気にしないことが大切です。
精神的回復作業をスムーズに行うこと。
「人からどう思われてもいいや」「みんなに好かれなくてもいいや」と開き直ること。

あまりにエキセントリックで非常識な人になってしまうのはよろしくないかもしれませんが、適度な良識と礼儀を備えていれば、ピンチのときに気持ちを立て直そうとするときにはどんな行動をとっても問題ないと思います。

こんな性格の人はレジリエンスが高まりづらいかも!

自分よりも相手や周囲を優先しているなら、精神的回復は遅くなる。これは自然な流れですよね。
多少は自分勝手になることが、レジリエンス(精神的回復力)の向上には欠かせません。

特に、次のような性格や特徴がある人はレジリエンスは低くなりがちですから、気を付けていきましょう。
・自分の気持ちを押し殺しがち
・意見を相手や大多数に合わせがち
・自己主張・自己表現が苦手
・恥ずかしがり屋さん
・空気を読みすぎる
・失敗を恐れる
・人に嫌われることを過度に恐れる
・過度に期待にこたえようとする
・長男・長女

人に流されないためには、日常生活での実践が大事!

レジリエンスを高めるために、人に流されない生き方をゲットするには、日常生活での実践がとても大切です。

練習や試合のときだけ、人に流されないようにしようとしてもなかなか難しいものです。

日ごろから、自分が何を感じ何を考えているかを把握するようにしましょう。
自分のしたいこととは別のことをしていても、「本当は○○をしたい」と自覚できるようにしましょう。
もし、言っても大丈夫そうな人に対しては、積極的に自己表現・自己主張してみるのも良いでしょう。

以上、『「レジリエンス」を高めるメンタル強化方法』でした。

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